先日の台風は皆さまご無事でしたでしょうか?

台風が来たということは今回もゆのっちがピザを注文を提案したということだ。

問題のシーン

当該シーンはアニメ「ひだまりスケッチ」第7話 (10月12日 嵐ノ乾燥剤) にて

ひだまり荘の面々が、宮ちゃんの部屋に集まって談笑するシーンにて。夕飯はどうする?と紗英がみんなに問いかける。その際にゆのっち こと ゆのが「うちいつも台風の日ってピザとってたんです」、と今放送されていたら確実に炎上案件である実家での驚きの習慣を明かす。

いつものほんわかした雰囲気の中、唐突に発せられた迷言。初見時には耳を疑ったことでしょう。オマケに周りのツッコミも何もなしと来たもんだから余計に困惑したでしょう。

台風という悪天候の中デリバリーを頼むという、普段のおっとりしたゆのっちからは想像できない情け容赦のない台詞でした。

 

 

なぜゆのっちはわざわざ台風の日にピザを頼んでいたのか。

ここでポイントとなるのが、このような行いはゆのっち個人ではなく家族ぐるみでおこなわれていたという点だ。

おそらく「台風で外に出られない日を、少しでも楽しく過ごしてもらうためのイベント」にしていたからだと考えられる。

台風の日は、外は大荒れで停電の恐れもあり、幼いゆのっちにとってはさぞかし不安な時間を過ごしたであろう。そこで両親(特に父親)が「外に出られないなら、ピザでも頼んでパーティーでもしよう!」と提案した。そんな感じで第一回ゆのっち一家ピザパーティーは開かれたのである。

その時家族と共に囲んだピザは格別だったのでしょう。終わり際にゆのっちが「また台風来たらピザ食べようね?」的なことをいつものキラキラしたおめめで口走ったのだ。この鶴の一声があり、子煩悩の両親は歯止めが利かなくなってしまったのだ。以降ゆのっち一家では台風の日の恒例行事となったのである。

作中ではゆのっち一家がピザを頼むように至った理由については一切触れられることはなかったが、推測するにこういった背景があったのだろう。

ゆのっち自身は、実家ではそれが当たり前の楽しい行事として刷り込まれていたのだろう。配達員の存在は両親によって徹底して隠蔽されていたのか、現在までゆのっちは暴風雨の中ピザを届けに来る配達員の身の安全を心配するという考えには至らなかった。ここにもゆのっちの純粋で天然なかわいらしさが現れている。

ゆのパパに少しでも良心が残っていたら、「ピザ屋さんが大変だからピザはまた今度にしようか」と提案してきそうなものだが。しかしゆのっちなら「だったらパパがお店まで取りにいけばいいんじゃない?」とか言ってそう。

またこの実家での所業を追及されたとしても「台風の日に営業してるピザ屋さんが悪い」とか反論してきそう。心の中に「ダークな人格」を飼っているゆのっちなら不思議ではない。(詳しくは『ひだまりスケッチ 第一巻』31,32頁を参照)

なんなら大雪の日でも平然とピザを注文してそうではある。

 

かくしてゆのっちの温かくも狂気じみた家庭環境が垣間見えるこの迷言は全国のひだまらーの記憶に刻まれ、ひだまりスケッチ屈指の名シーンとなったのである。